御嶽山とキャンプ
キャンプブロガーの皆さん、こんばんは。
キャンプの後片付けも終わってほっと一息っといったとこでしょうか。
私も今週末、記念すべき?初母子キャンプの余韻にひたっているところです。
しかしながら、
下界では、というか
御嶽山では、どえらいことが起こっていたようで。
実は今回一緒にキャンプに行った、Eちゃんは、
昔はブイブイいわせてて
といっても長いスカート履いて、ヨーヨー振り回してたわけではありません。
(世代がばれますわね)
スノーボードの仲間だったんですが、私も彼女も、自分一人ででも車でおんたけくらい
平気で出かけてしまう、どっぷり系だったんです。
御嶽山といえば、15年ほど前、彼女と二人でスロープスタイルの大会に出場すべく、一緒に前日から山入りして
車中泊したり、いろいろほろ苦い青春の思い出を共有しているわけです。
そんな彼女も結婚して、今や近郊農家のお嫁さんになり、2児の母になり、
「一緒に長良川ハーフでない?」と誘いあって、一緒にハーフ完走。
その勢いで、「名古屋ウイメンズもいっとく?」と
フルマラソンも一緒に走り切ってしまったという。
たぶん似た者同士のお友達なんです。
そんな彼女と一緒にキャンプしてる時に、思い出の御嶽山噴火、というニュースが飛び込んできて、
本当に自然の素晴らしさと同時に、自然災害の恐ろしさも思い知りました。
登山していて噴火に巻き込まれた方々の無事を祈ってやみません。
それと同時に、キャンプに子供を連れていく、ということの意味も考えさせられました。
自然は、とっても美しいし、楽しいところだけども、
人間がコントロールできない恐ろしい場所でもあります。
毎夏、何人もの子供たちが水の事故で命を失っています。
もちろん、町中にいたって、家の中にいたって、事故にあったり災害にあう可能性は0ではありません。
だけど、やっぱり親としては、危険なことが起こるリスクをしょってでも、子どもの安全に配慮しつつ、一緒にアウトドア体験をさせたいと
私は、個人的に考えています。
うちの子供たちは小学生なのですが、きっと親の私と出掛けたり趣味につきあってくれるのも、せいぜいあと10年かそこら。
その間に、何を子供たちが受け止めるべきか、どんな環境を親として与えることができるか、と考えると。
DSさせてる場合じゃない。
実は我が家には、一年ほど前からTVがなく、子どもたちはゲーム機を持ってません。
お兄ちゃんだけ、なぜかDSのソフトだけ、持っています。友達の家に遊びに行く時にもっていく、とのことで。
なぜかというと、私はメディア学を学生時代専攻してたこともあり、メディアが子供に与える影響について
多少なりとも知識があり、私なりの価値観で、子どもにゲームは与えない、という決断をして今に至ってます。
ゲームはいわばバーチャルの世界で、何度でもやり直しできます。
でも、人生は一回っきりで、人間関係でも、人生でも、取り返しがきかないことばかりです。
コントロールできない自然のなかで、どう対応するか。どう生き抜くか、を経験させるほうが、子どもにとっていいと考えます。
歌人の俵万智さんの歌集に、「オレがマリオ」があります。
彼女は東京から震災を機に、息子と共に南の島に引っ越します。
子供に、最近ゲームしないねって、聞いたら、「だって、オレがマリオだから」と答えたそうです。
大自然の中で、自分自身で冒険するほうが、マリオを液晶の中で動かすより楽しいし、きっと子供の糧になると私も考えます。
今日も子供たちは、マリオになってたくさんの冒険をすることができたと思います。
育児や、教育の最終目標って、けっきょく親がいなくても子供たちが自立して生きていく力をみにつけるってことだと思う。
きっと、私が死んだあと、子どもたちが震災などに遭遇したとき、どう動けるか、どう決断できるか、周りにどう働きかけることができるか。
そういう力を、キャンプを重ねることで習得できるといいなと思います。
今週末、子供たちとキャンプに行って、いろいろ手伝ってもらったり、ご飯を作ったり、塾や家ではできない経験がたくさんできた。
水や電気が当たり前につかえる便利な生活は、実は当り前ではなくってありがたいことなんだ、と感じることができた。
電気がないから、夜になると本当に真っ暗で、空には天の川が見えた。
人間って、ちっぽけだな、無力だな、と私は感じたけど。子供はどう感じたのかな。
これからも、親としていろんな経験をさせて、子どもの可能性をひろげてやりたい、がんばれる子になってほしい、と
そう思ってやまないのでした。
長々と、PCなので書いてしまいました。読んでくださり、ありがとうございます。
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